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親の介護。苦しいと思えば苦しいけど、楽しいと思えば楽しいかも。

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介護が始まりましてからというもの、長女の姉はなにかにつけてモノを送ってくるようになったのでございます。それはお菓子だったりビールだったり果物だったり、時にはお金だったり。
一番嬉しいのはお金に違いございません。母の介護にかかる費用(デイサービスとかショートステイですが)は、母のもらう年金から支払っておりますので、私の腹はひとつも痛まないのではございますが、母は「食事贅沢病」という病気を患っておりまして、これが実にカネ食う虫病なのでございます。
お刺身なら上トロ以外には箸もつけようとしないという病気でございます。口にするお刺身はほんの5切れほどで1,000円近くするものでございまして、一パック1,000円でもなく、あくまでも5切れでなければいけないのでございます、5切れ。


お刺身がトロか赤みかなんてことは、ちょっと長生きしていれば見ただけでわかるものでございますから、「おっ、赤み」という反応の後、母の目が泳ぎはじめ、次に「きょうはお腹がいっぱいだからいらないわ」・・・なんでやねん
断固箸をつけず、ごはんをお味噌汁をちょっと口にして終わりにしてしまいますので、性質が悪うございます。おにぎり、焼きそば、ラーメン、チャーハンなどの簡単かつ経済的な食事も拒否されますゆえ、必然、5切れ1,000円のトロを買ってこなければならないのでございます。
ですから、姉からお金を送ってもらうのが一番嬉しいのでございますが、母と暮らしておりますと、カネに目がくらむ人間になりそうでほんと怖おございます。
幸い、カネを手にしたところでどうなるというほど年齢でもございませんため、卑しさ一歩手前でぐっと自分を抑えられているという状況でございます。
もっと若ければ、カネを手づかみして介護からトン面などということもあったかもでございます

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