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親の介護。苦しいと思えば苦しいけど、楽しいと思えば楽しいかも。

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姉は親の介護からスルリと逃げおおせたのでございます。なんたって、昔からそういう技がある奴でして、嫌なことはみ~んな一番下の妹の私に押し付けて生き抜いていったのでございます
インドのように○○家のカーストというものが存在しておりまして、一番上の姉はさながらシャトリヤ(王侯・武士)、二番目の姉はヴァイシャ(平民)私はアンタッチャブル・・・なんでやねん!でもそんな感じで生活してきたのでございます。私が姉に鉛筆を貸そうとした時など「バカが移る」と申されたんでございまして、これは終生忘れえぬ言葉になりそうでございます
トラウマというやつでございまして、私はバカだ、私はバカだと思って過ごしておりました。

姉は秀才だったのでございます。同じ親から生まれてなぜこうも違うかと申しますと、それはわかりませんので、答えはございませんが、この年齢になると大した違いはないっていう感じに成り果て、昔神童今ただのオバハン。
その要領のいい姉が、母の介護に突入寸前に、不意打ち結婚をしたのでございます。俗に言うオールドミスっちゅうやつで、50歳を過ぎて結婚、相手は10歳違い。
と思ったら、いや、悪いことはできないものでございまして、今、姉はその夫の介護をしているのでございます。ようやく愚かなる自分の行いに気がついたらしく、最近は「人間って逃げてもダメ。そのぶん必ずやらされる仕組みになってるみたい」と申しております。

わかったか!でございます

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突然ですが、親の介護が始まりました。母でございます。
気性の激しい母ではございましたが、近年めっきり弱ってしまって、気性の激しさがすっかり影を潜めておりました。はて面妖なと思っておりましたところで、「ここはどこ?」が始まったのでございます

あっ、その前にちょっとお漏らしが始まりましたっけね。なんかモゾモゾしている?思うと、しっとりズボンの桃割れちゃんの部分が濡れておりましたんでございましたっけ
そんなことが数回ありましてから後「ここはどこ?」が始まったのでございます。

とは申せ、まだ娘の顔はわかるようでございまして、先日など「あなたの顔、最近汚くなったわねえ」とほざくのでございます。
そりゃ私、当年とって50とちょい。閉経したあたりからオンナの色気が損なわれはじめ、肌はパサパサ、母の遺伝子をしっかり受け止めて髪の毛も白々となってまっております。美貌でならしたこの私もすっかりボロくなり、鏡を見ては泣く毎日

そこに追い討ちをかけるような母の残酷なるお言葉。母が娘に言うかって思うのでございまして、心の奥底で「この山姥め」と思ったでございました。

そんな母ではございますが、何の因果か三女の私の家に転がり込んでまいりまして、私が介護をすることになったんでございます。

二人の姉がいるのに「なんでやねん!」

そんな言葉をグッと飲み込んでいる毎日でございます。
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